熊本・大津高サッカー部 3年連続20度目の全国大会出場、10月にいじめ問題で一時活動自粛

2023年11月12日 09:19

サッカー

熊本・大津高サッカー部 3年連続20度目の全国大会出場、10月にいじめ問題で一時活動自粛
熊本県立大津高サッカー部・平岡和徳総監督 Photo By スポニチ
 全国高校サッカー選手権の熊本県大会決勝が11日、熊本市の水前寺競技場で行われ、大津が2―1で熊本商に勝利し、3年連続20度目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月28日に首都圏で開幕する。
 大津は前半24分にDF吉本篤史のゴールで先制。後半10分に追いつかれたが、アディショナルタイムに相手ハンドでPKを獲得し、J2水戸に内定している主将のMF碇明日麻が決めて勝ち越した。

 昨年の全国サッカー選手権準Vの大津高は、上級性が下級生部員に全裸で土下座を強要して、その様子を撮影していたことが明らかになり、10月7日から22日まで16日間、活動を自粛。同23日から練習を再開し、同29日の準々決勝で東海大星翔に5―0、5日の準決勝で秀岳館に3―1で勝利し、決勝に駒を進めていた。

 大津高サッカー部の“全裸土下座撮影”を巡っては、熊本県教育委員会が10月3日、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定。同校は今年7月に、この“事件”を認識していたものの、県教委には報告せず、9月に被害者の男子生徒の保護者から相談を受けて県教委が事態を把握。第三者委員会を設置し、詳しく調べている。

 “事件”発覚を受け、大津高では、山城朋大監督が退任し、宮崎祐介氏が新監督に就任。宇城市教育長も務めている平岡和徳サッカー部総監督の一定期間の指導自粛を発表した。選手たちは16日間の活動自粛を経て、活動を再開していた。同校によると、これまでの調査で被害者の同級生の部員1人が土下座の写真を撮影したことを申告していて、この同級生の部員は9月に被害者に謝罪したとしている。

▽全国高校サッカー選手権熊本県大会決勝
大津 2―1 熊本商

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