日本代表・佐野海舟の“回収力” 持ち味デュエル登場5秒で発揮 いきなりパスカット

2023年11月17日 05:15

サッカー

日本代表・佐野海舟の“回収力” 持ち味デュエル登場5秒で発揮 いきなりパスカット
<日本・ミャンマー>後半、競り合う佐野(右)(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【26年W杯アジア2次予選   日本5―0ミャンマー ( 2023年11月16日    パナスタ )】 ケガ人が続出した中盤に、新戦力が出現した。後半開始から鎌田に代わってボランチに入ったMF佐野海舟(22)だ。世代別の代表経験もなく、この日がA代表デビューだったが「緊張なくうまく入れた」と振り返ったように、開始5秒、39秒に連続して相手のパスをカット。「とても楽しくプレーできた」と振り返った。 【試合結果(速報)
 武器はフィジカルの強さを生かしたボール奪取。小学生時代からU―20代表の弟・航大と暇さえあれば1対1に明け暮れ、誰よりも練習したという1対1には絶対の自信を持つ。今季J2町田から鹿島に移籍し、定位置を確保。川辺、伊藤敦がケガで不参加となった緊急事態に追加招集された。後半2分には早速、デュエル王の遠藤をほうふつさせるプレーで相手のボールを奪い取った。

 この堂々デビューに森保監督は「守備の部分の彼の能力は発揮してくれた」と称賛。中盤でコンビを組んだ守田も「何でもできる。あんまりしゃべらないけど、職人っぽく、黙ってやるタイプ。今日は凄く良かった」と舌を巻いた。

 後半3分に放った右足シュートはGK正面に終わり「点を取れる場面もあったので、しっかり精度を高めることが必要」と反省も口にした佐野。歴史好きの父親が勝海舟から名付けた名前を持つJ屈指のボランチが、森保ジャパンに新たな風を吹かせた。

 ◇佐野 海舟(さの・かいしゅう)2000年(平12)12月30日生まれ、岡山県出身の22歳。米子北高時代は1年生からレギュラーに定着し、3年連続でインターハイと高校選手権に出場。19年にJ2町田入りし、今季から鹿島へ完全移籍した。今季はリーグ戦25試合出場1得点。1メートル76、67キロ。利き足は右。

おすすめテーマ

2023年11月17日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム