【高校サッカー】堀越が初4強!監督本籍地・国立へ 選手主体スタイルで創立100年に快挙

2024年01月05日 04:50

サッカー

【高校サッカー】堀越が初4強!監督本籍地・国立へ 選手主体スタイルで創立100年に快挙
<堀越・佐賀東>後半、仲谷がゴールを決め堀越が追加点(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【第102回全国高校サッカー選手権第5日・準々決勝   堀越2―1佐賀東 ( 2024年1月4日    柏の葉 )】 堀越(東京A)が佐賀東に2―1で競り勝ち、初の4強入りを決めた。自主性を重視し、練習メニューから選手交代まで主将が中心になって行う画期的なサッカーで3大会前の8強を超えた。佐藤実監督(47)の本籍地でもある聖地・国立の地を初めて踏む。
 4分の長いアディショナルタイムを耐えた堀越の選手がようやく笑みを浮かべた。佐賀東のシュートがバーやポストに立て続けに直撃するピンチを切り抜け、5度目の出場で初のベスト4。佐藤監督は「ここまで来られると思っていなかった。実感はない」と振り返った。

 前半19分に主将のFW中村が利き足ではない左足でゴール左上へ先制のミドルシュート。「びっくりした。ここで積み上げたものが出せるのかと」と驚く一撃を決めた。後半27分にはMF仲谷が右足で左隅へ。「ゴール前で落ち着いて決められてよかった。相手が寄せてきて、打てると思ったが、切り返してフリーで打った」。後半、唯一のシュートが仲谷の頭脳的な一発。リードを広げたおかげで、逃げ切れた。

 自主性を重視した練習に加え、元Jリーガーの中西哲生氏の指導を受けて大きく成長した。学校創立100年のメモリアルイヤーで、過去最高だった3大会前の8強を超える快進撃。初めて踏む聖地には、指揮官の特別な思いがあった。東京都八王子市在住ながら、13年前に結婚した際に、本籍地を国立競技場の住所にした。「高校サッカーの監督をやっている以上は一度は立ってみたい場所。それぐらい思い入れがあって、国立にした。まさかピッチに立てるとは」。07年からのコーチを経て、14年に母校の監督に就任した。長い間夢見た場所に、後輩とともに立つ。選手が目標に掲げたベスト4や優勝に最初は「何を言っているんだ」と思っていた佐藤監督も、「乗っかっていかないと」と、その気になってきた。

 ▽本籍とは 個人が戸籍を置いている場所の地番で現住所などと関係なく、任意の場所に決めることができる。戸籍謄本が必要な場合、その場所の自治体に請求する。日本国内ならどこに置いてもいいため、観光地など人気スポットを選択する人もいる。

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