中村敬斗 54年ぶりA代表デビューから6戦6発狙う 三笘不在でも「やるべきこと変わらない」

2024年01月14日 04:40

サッカー

中村敬斗 54年ぶりA代表デビューから6戦6発狙う 三笘不在でも「やるべきこと変わらない」
練習に汗を流す中村(左)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【アジア杯1次リーグD組   日本―ベトナム ( 2024年1月14日    ドーハ )】 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を狙う1次リーグD組の日本代表は14日、初戦でベトナムと対戦する。13日はドーハ市内で調整し、冒頭15分のみ公開された。MF中村敬斗(23=スタッド・ランス)は70年の上田忠彦以来、54年ぶりとなるA代表デビューから6戦6発の快挙に照準を定めた。左足首の負傷でMF三笘薫(26=ブライトン)が不在となる一戦から新エースとしてチームを頂点にけん引する。
 中村が初のアジア杯で、歴史の扉をこじ開ける。現在4試合連続ゴール中。3月24日のウルグアイ戦で代表デビューしてから5試合で5得点。6戦6発となれば70年の上田忠彦以来、実に54年ぶりとなる。快挙を達成するための準備は万全だ。試合前日の13日も照りつける日差しと暑さをものともせず、リラックスした表情でボールを追った。

 ゴールへの道筋はすでに描いている。同じSランスでプレーする伊東が右で崩し、左の中村が決めるパターン。「それは間違いなく僕も狙っている。(伊東)純也くんが突破してくれるので僕は全エネルギーを注いで中で狙いたい」と話す。「少しずつだけど互いに分かってきている」という中央のMF南野も含めた“フランストリオ”で攻撃をけん引する。

 9日に実施したヨルダン代表との練習試合でも得点を決めた。「(非公開のため)ゴールシーンとか言わない方がいいよね?でも、個人として新しい形で得点できた」と笑みを浮かべた。2列目の連係にはさらに磨きがかかったようだ。

 初戦のベトナム戦では同じく左サイドを主戦場とするエース三笘の欠場が決定した。左足首に負傷を抱え、現在も別メニュー調整が続き、24日のインドネシア戦をメドに復帰を目指している。それでも中村は「三笘選手が復帰していてもしなくても、自分のやるべきことは変わらない」と言った。目指すはゴール、求めるは勝利。次世代の旗手が優勝へと突き進む。

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