アジア杯 冨安「22」の宿命 代表CB志願の継承 中沢、麻也に続くV狙う 19日イラク戦
2024年01月18日 04:50
サッカー
今大会、冨安は背番号22を志願した。「麻也さんには引き継ぎますみたいな感じで連絡したら“なんやそれ”と言われました(笑い)。責任感が生まれるというところは間違いないでしょうし、それをアジア杯で証明できればいい」。19年の前回大会では20歳でピッチに立ち、吉田の背中を、22番を肌で感じながらプレーした。
2失点と苦戦した14日のベトナム戦はベンチの外から見た。「シンプルに緩さがあった。メンタル的なところで」と指摘する。過去、アジア杯で22番を背負った中沢は00、04年、吉田は11年に優勝に導いている。2人とも2大会連続で得点も記録した。冨安も前回大会に続く得点が期待される。何より最終ラインで22番を背負う意味は理解している。
福岡時代の恩師の井原正巳監督(現柏監督)は93年のW杯アジア最終予選のイラク戦で「ドーハの悲劇」を経験した。冨安は、同じ土地で同じイラク戦を迎える。「圧倒して勝つというところ、アジアの中で日本が一番だというところを示さないと」。新たなアジアの壁としてチームをけん引する。
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