【アジア杯】伊東純也のチーム離脱を改めて発表「しっかり情報を集め、総合的な判断」田嶋会長が会見で説明
2024年02月02日 16:13
サッカー
続けて「ステークホルダー?まったくゼロではありません。こういう事件が起きて、お互いが、いろんな情報を出していたりする、パートナーへの配慮をしたのも事実です」と説明。「伊東選手と森保監督は話をしてくれて、納得してこの結論に至っている。つい先ほど、山本ダイレクターから選手には説明している。それで選手たちは納得してくれたと考えています」と語った。
伊東の今後については「これがどう展開するかによる。それを我々は見極めていきたい」とし、チームに与える影響についてサッカーに集中できるように、残すことによりマイナスが大きいか問われると「そういうことになります」と頷いた。
会見では一度発表した離脱を6時間後に、残す方針に転換した理由についても説明。「昨日の段階では選手たちの熱い本当に気持ちもあり、そして本人も仲間たちのサポートを得た上で、心身ともにアジア杯で戦える状況ではないのかと思った。本人とも話したら、しっかりと調整したいという気持ちも持っていた。ただ、取り巻く環境を今朝からずっとMTGしている中で彼のコンディションを含めて離脱させることが望ましいという判断にたどり着いた。森保監督は(最終的な)決断を尊重すると言ってくれました。伊東選手のコンディションもよく分かっていると思う」と再度、伊東や森保監督、弁護士らと話し合った結果を総合的に判断して出した結論だと強調した。
JFAはアジア杯に参戦中の日本代表から、1日午後1時半(日本時間午後7時半)に伊東が離脱すると発表。しかし、約6時間後の午後8時過ぎ(同2日午前2時過ぎ)に急転し、同日中には離脱しないと発表していた。山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、急転した背景について「選手たちの純也と一緒に戦いたいという強い声はあった。それも大きな要因の一つ」と説明していた。
伊東には1月31日にデイリー新潮で昨年6月に大阪市内で同意を得ないまま性行為に及んだ疑いが報じられるとともに、大阪府警が女性2人からの刑事告訴を受理したことも判明。伊東は同日のバーレーン戦でベンチ入りしたもののプレーせず、試合後は「サッカー以外のことは駄目だと言われたので」とだけ話していた。
一方、伊東の代理人弁護士は1日、性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出し、受理された。弁護士は取材に「全くの事実無根だ」と主張。告訴状では、伊東はホテルで2人と過ごしたが、2人の話は不自然に変遷しており、物的証拠は一切存在しないとしている。府警は双方から話を聴き、慎重に調べるとみられる。
おすすめテーマ
2024年02月02日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
【アジア杯】森保監督 伊東の離脱は「アジアのサッカーの発展にも響く」「非常に残念」イラン戦前日会見
-
【アジア杯】森保監督 伊東の報道巡りメディアに要請「疑惑ということで彼を過剰に追い込むことは控えて」
-
【アジア杯】森保監督 伊東離脱に心境吐露「純也とは最後まで優勝目指し戦いたかった」報道に異例の要望も
-
JFA・田嶋会長が語った“二転三転”の背景 伊東の今後は「どう展開するか…ちゃんと見極めていきたい」
-
【アジア杯】伊東純也離脱、二転三転の理由 一度は残留発表も…田嶋会長「伊東選手と直接話をしていた」
-
【アジア杯】伊東純也離脱、選手たちは「一緒に戦いたい」と希望も…田嶋会長「納得してくれたと考えてる」
-
【アジア杯】伊東純也のチーム離脱を改めて発表「しっかり情報を集め、総合的な判断」田嶋会長が会見で説明
-
【アジア杯】伊東純也の離脱の最終判断は先送り 山本昌邦氏「残す方向で改めて調整するということに」
-
【アジア杯】性加害疑惑報道のMF伊東純也 離脱発表から急転「本日離脱しないことになりました」
-
なでしこMF猶本 左膝前十字じん帯損傷 今夏パリ五輪出場絶望的か
-
Jリーグ登録選手 磐田GK川島永嗣が今季J1最年長 最年少は16歳鹿島FW徳田誉
-
【アジア杯】林陵平氏が読み解くバーレーン戦 三笘を生かしたWB中山、臨機応変4→3バック
-
【アジア杯】“イランのメッシ”対策は万全 町田「そこはつぶしておきたい」
-
【アジア杯】伊藤 三笘との連係イメージOK「奪われたときのリスク管理を自分がやれれば」
-
【アジア杯】浅野 入念シュート練習、決定機は逃さない バーレーン戦は「悔しさしか残っていない」
-
【アジア杯】イランPK戦制し8強進出 2・3日本―イラン戦 FIFAランク、アジア1、2位対決
-
【アジア杯】性加害報道の伊東純也が離脱 日本協会「心身のコンディションを考慮」 森保ジャパンに衝撃
-
伊東純也所属、Sランス声明発表「選手支えていく」 今後は「法的進展を注意深く見守る」