C大阪DF西尾隆矢 プジョルのような圧倒的な存在感で核に
2024年02月22日 05:30
サッカー
21年はリーグ戦31試合に出場しながら、22年は24試合に、昨年は9試合まで減少。「全てにおいて足りないからこそ、出ることができない」と危機感をにじませる。過去2年は肉断ちをしていたが、今年から解禁。筋トレもインナーマッスルに重点を置くなど、コアな部分を鍛え上げた。1メートル80、77キロの恵まれた体格で、対人プレーの強さが持ち味。攻撃でもチャレンジする縦パスなど「前にボールを供給する、トライする意識は大きくなった」と手応えも感じている。
好きなサッカー選手は「いない」と言うが、子供の頃に憧れたのは元スペイン代表のカルレス・プジョル。「身長はあまり大きくないけど、闘争心むき出しのプレー。目指さないといけないのはああいう選手」と理想像に掲げる。U―23のセンターバックは現状、絶対的レギュラーが不在。「チャンスをものにするために、常にいい準備をしていかないといけない」。プジョルのような圧倒的な存在感で、大岩ジャパンの核となる。(北野 将市)
◇西尾 隆矢(にしお・りゅうや)2001年(平13)5月16日生まれ、大阪府八尾市出身の22歳。中高安小1年からサッカーを始め、高安中ではC大阪ジュニアユースに所属。C大阪ユース時代の18年、C大阪U―23としてJ3デビュー。21年の開幕戦でJ1デビューを果たした。J1通算64試合出場2得点。1メートル80、77キロ。利き足は右。