U23日本代表 ミスミス逆転負け 連係面で課題浮き彫り パリ切符へ不安 大岩監督「ふがいない」

2024年03月23日 04:55

サッカー

U23日本代表 ミスミス逆転負け 連係面で課題浮き彫り パリ切符へ不安 大岩監督「ふがいない」
試合後、会見する大岩監督(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【サッカー国際親善試合   U―23日本代表 1―3 U―23マリ代表 ( 2024年3月22日    京都・サンガスタジアム )】 パリ五輪出場を目指すU―23日本代表は22日、U―23マリ代表と国際親善試合を行い、1―3で逆転負けを喫した。五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア杯(カタール)が4月15日に開幕を控える中、守備面で不安を露呈。大岩剛監督(51)は連係不足を課題に挙げた。次戦は25日にミクニワールドスタジアム北九州でU―23ウクライナ代表と対戦する。
 大岩ジャパンは厳しい現状を突きつけられた。開始2分で平河が先制したが、その後3失点して逆転負け。大岩監督は「ふがいないゲームをしてしまった。起こったミスが流れを変え、結果に表れた」と振り返った。

 連係面での課題が浮き彫りとなった。前半34分に同点とされたのは自陣のビルドアップのミスから。指揮官は「我々がつくってきたビルドアップが相手に合ってなかった部分もあった。しっかり検証したい」と語った。攻守におけるコンビネーションでは受け身のプレーが目立ち「連係、連動がノッキングする場面、ちゅうちょする場面があった」と指摘。キャプテンマークを巻いたMF山本は「シンプルなミスで相手に流れをつかまれたのは悪いところ」と反省した。パリ切符を懸けた戦いが来月に迫る中で連係面の立て直し、改善は急務だ。

 日本協会に拘束力がない五輪アジア最終予選に向け、海外クラブに所属する選手の招集が難航。現状のメンバーが同予選の中心となる見込みだ。この日は国内組の力を試す起用もあり、平河がアピールしたが、チームとしては攻守においてさらなる精度向上が求められる。
 最終予選前、国内で残された試合は中2日で迎える次戦のウクライナ戦のみ。「改善しないといけないこと、ビルドアップ、守備で明確な課題が見つかった。反省、課題を洗い出して選手に伝えて試合に臨みたい」と大岩監督。残された時間は多くない。

おすすめテーマ

2024年03月23日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム