神戸の「強さ」示す試合終了間際の酒井高徳と飯野七聖の口論 FW武藤嘉紀「非常に良いシーンだった」

2024年03月30日 19:45

サッカー

神戸の「強さ」示す試合終了間際の酒井高徳と飯野七聖の口論 FW武藤嘉紀「非常に良いシーンだった」
<神戸・札幌>勝利し、肩を組む神戸イレブン (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ   神戸6ー1札幌 ( 2024年3月30日    ノエスタ )】 神戸はクラブ史上2位タイのリーグ1試合6得点で札幌に圧勝した。前後半で3得点ずつ。手を緩めない姿勢を貫いたが、その中で印象的だったのは後半49分のシーンだった。
 DF酒井高徳とDF飯野七聖が意思疎通を欠いてパスミス。プレーが再開される数秒間だったが互いに一歩も引かず、身振り手振りで激しい口論を繰り広げた。5点リードで目安5分のアディショナルタイムも4分を過ぎたところ。勝利は確実な状況だった。

 当事者の酒井は「日本ではそこを取り上げられることが多いですけど、向こう(海外)では普通のことです」と素っ気ない反応。だがFW武藤嘉紀は違う見解を口にした。「勝っていて、あれだけ喧嘩する熱さ。チームに勝者のメンタリティーが根付いてきた印象はある。(試合後の)ロッカールームは仲良くしていましたし、非常に良いシーンだったんじゃないかな」。

 最後の1秒まで気を抜かない意識の浸透。現在の神戸の“強さ”を物語る、わずか数秒の出来事だった。

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