決勝ゴールの鹿島DF濃野 新人DF最多タイの今季4点目 「点を取る部分は誰にも負けてはいけない」

2024年05月19日 20:20

サッカー

決勝ゴールの鹿島DF濃野 新人DF最多タイの今季4点目 「点を取る部分は誰にも負けてはいけない」
鹿島・濃野公人 Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第15節   鹿島1―0神戸 ( 2024年5月19日    カシマ )】 3位の鹿島は前節首位の神戸に1―0で競り勝ち、勝ち点29で並んだ。
 スコアレスで迎えた後半36分、大卒新人のDF濃野公人(22)が試合の均衡を破る決勝ゴール。MF名古新太郎(28)のシュートのこぼれ球に反応し、ペナルティーエリア内で右足で押し込んだ。攻撃センスが光る右サイドバック(SB)は「左でタメをつくり、右の僕が仕留める。チームとしての狙いが表れている」とうなずいた。

 5試合ぶりの今季4点目。15試合目で04年に岩政大樹(鹿島)がマークしたDF登録のJ1新人得点記録に並んだ。「点を取れるSB」として売り出し中の背番号32は「点に絡む、点を取る部分は誰にも負けてはいけないこと。こうやって結果に結びついている分、これからの期待も大きくなってくる。そこはぶらさずやっていきたい」と力を込める。

 元日本代表FW武藤嘉紀(31)とマッチアップした前半は守備に奔走したが、粘り強く対応。「ひるむことなく仕掛ける守備をやっていこうと思った。決定的な仕事をやらせなかったのは少し自信になった」と手応えを口にした。

 パリ五輪世代の22歳。J1でも高まる存在感に期待は膨らむが、今は目の前の試合に全精力を注ぐ。「(五輪代表に)選ばれたらラッキー。選ばれたいですけど、そこまで意識せず、まずアントラーズで結果を出していくことが一番」。無限大の可能性を秘めた大器が、一歩ずつ進んでいく。

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