新潟今季3度目の連敗 負傷者続出の中、踏ん張りどころ GK小島「信じて戦うしかない」

2024年05月26日 04:25

サッカー

新潟今季3度目の連敗 負傷者続出の中、踏ん張りどころ GK小島「信じて戦うしかない」
後半、攻め込む新潟・長倉(左)と鈴木 Photo By スポニチ
 J1新潟は、ホームで福岡に1―2で敗れ、今季3度目の2連敗となった。前半37分に直接FKを決められ先制を許すと、後半40分に追加点を許した。試合終了間際にDF早川史哉(30)の今季2得点目のゴールで追い上げたが、及ばなかった。勝ち点16で順位は暫定16位。次節は6月1日にアウェーで町田と対戦する。
 5バックで固められた福岡のゴール前を攻略するにはスピードが足りなかった。圧倒的にボールを支配しながらシュートは6本。23日間で7試合を戦う連戦の最終戦で頭も体も思うように動かず、松橋監督は「言い訳に聞こえるかもしれないが(疲労は)間違いなくあった」と認めざるを得なかった。

 前半5分。MF小見のクロスをFW長倉が頭で合わせた。前半のシュートはこの1本のみ。ボールを持ってもゴール前に人数をそろえられ、DFデンは「スペースを見つけられなくて攻撃をスピードアップできなかった」と振り返る。

 ギアが上げられなかった原因は相手の守備だけではない。「いつもの早いジャッジができていない。フリーな選手を見つけ出せていない。頭に入っているけれど体が動いていないように見えた」と松橋監督。バックパスなどセーフティーなプレーが多かったのは疲労の影響もあった。

 5月に入ってケガ人が続出。試合で負傷退場した選手以外にも、FW太田やMFゴメスら筋肉系の故障を抱える選手も増えた。多い時にはフィールドプレーヤーの約3分の1が全体練習に参加できず、この日も合流したばかりのDF堀米やDF森がベンチ入りした。

 「ここまで続けられるかが常に不安なところもあった」。限られた人数での戦いが続き、指揮官は苦しい胸の内を吐露した。その上で諦めない姿勢を見せ、早川の意地のゴールにつなげた選手たちを「今持っている力を最後まで振り絞って出してくれた」と称えた。

 連戦は一段落したが連敗を喫し、ケガ人もまだ多く、苦しい状況は続く。それでもGK小島は「踏ん張って信じて戦うしかない。今は下を向かないことが大事」と力を込めた。(西巻 賢介)

おすすめテーマ

2024年05月26日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム