新潟 連敗4で止めた 6戦ぶり無失点でドロー 11・2ルヴァン杯初制覇に向け攻撃の質上げる

2024年10月19日 04:44

サッカー

新潟 連敗4で止めた 6戦ぶり無失点でドロー 11・2ルヴァン杯初制覇に向け攻撃の質上げる
<横浜・新潟>引き分けに終わった新潟イレブン(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第34節第1日   新潟0-0横浜 ( 2024年10月18日    日産ス )】 J1新潟は、アウェーで横浜と0―0で引き分け、連敗を4で止めた。前半をスコアレスで折り返し、後半は序盤から攻め込みMF小見洋太(22)らがシュートを放ったが決めきれなかった。守備ではDFトーマス・デン(27)を中心にはね返し、6試合ぶりの無失点だった。勝ち点40で暫定13位。次節は23日にホームで東京Vと対戦する。
 連敗のトンネルをようやく抜け出した。終始コンパクトな守備を見せた新潟は6試合ぶりの無失点で、残留へ向けてアウェーで貴重な勝ち点1を獲得。一方でルヴァン杯のタイトル獲得へ、攻撃面で課題が見えた。

 リーグ4連敗中に3失点以上していた守備は、川崎Fとのルヴァン杯準決勝の2試合で見せた堅守を継続した。DFデンが「コンパクトに守って相手のチャンスを削った。カウンターアタックはほぼ防げた」とうなずくように、注意していた逆襲を食らう場面は少なかった。終盤にFWアンデルソン・ロペスのFKがバーに当たるシーンこそあったが、相手にCKを1つも与えなかったことが、攻め切らせなかった好守を表している。

 ルヴァン杯準決勝では堅守から攻撃にいいリズムを与えた。しかしこの日は「相手の強みはカウンターだったので、攻撃に手数をかけようとした分、思い切りやカウンターの回数が少なくなった」とMF小見。ロングボールも的確に使いつつ、相手の背後を突くまでは良かったものの、押し込んだ時に高い質の攻撃を見せられず、クロスも合わなかった。

 特に前半については、松橋監督は「淡泊。脅威を感じない。同じことが何回も繰り返される中で変化が見られなかった」と言い、修正した後半はリスク覚悟で2、3列目の選手も飛び出した。ただ、最後のところで得点には至らなかった。

 リーグ戦は残り4試合。残留を決め、さらにルヴァン杯で頂点を勝ち取るためには堅守を継続しつつ、ゴールを奪うことが求められる。FW長倉は「精度を上げることが大事。押し込んで相手がいる中でどうかいくぐるか。チームとしても個人としてもやっていきたい」と、結果を残す決意を口にした。(西巻 賢介)

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