まだ決まってない!? 新国立競技場の聖火台、設置場所はどこ?
2019年12月16日 08:00
社会
聖火台の設置場所はIOCと大会組織委員会が協議して決定する。すでに国立競技場と、東京都江東区の有明と青海地域をつなぐ「夢の大橋」の2カ所に設置されることは決定しているが、競技場のどこに置くかは依然として不明なままだ。
ただ、旧国立競技場に設置されていた聖火台は、国立競技場の東側にある青山門の近くに設置されることが決まっており、五輪とパラリンピックの期間中はここで聖火がともされる可能性が高い。
問題は聖火リレーの最終ランナーが点火するクライマックス用の聖火台をどうするか――。すでに、聖火台のデザインは太陽をイメージした球体で水素を燃料に使用するものとする方向で準備が進められている。組織委関係者は「構造上、場内に新たに設置するのは難しいのでは」と話しており、ピッチレベルの開会式ステージに臨時聖火台として設置する案が有力視されている。開会式で点火式だけ行い、そのまま青山門の旧聖火台と「夢の大橋」に火を移すというわけだ。16年リオデジャネイロ大会など前例がないわけではないが、国立競技場内に聖火台がないのは何とも寂しい限りだ。