ゲンキのたからばこ第2回 生活習慣同士のつながり

2023年07月19日 18:55

社会

ゲンキのたからばこ第2回 生活習慣同士のつながり
生活習慣 Photo By スポニチ
 大阪府泉大津市教育委員会とスポーツニッポン新聞社の共同企画連載「ゲンキのたからばこ」がスタートしました。泉大津市内の小学校では「保健」「食育」の授業の中で、生活習慣や食生活、性教育なども指導しています。それらの内容をYouTube動画などを活用して、分かりやすく説明していきます。第2回は「生活習慣同士のつながり」です。自分の生活習慣を振り返り、いい生活習慣なのか、そうじゃないのかを考えましょう。 【YouTube第2回 生活習慣同士のつながり
 「皆さんこんにちは。穴師小学校の保健の先生の橋田です。前回、生活習慣とはどんなものなのかを話しました。今回はその生活習慣がそれぞれつながっていることをお話しします」

 ――それでは、あなしさんという女の子を例にした生活習慣で考えてみましょう

 「あなしさんは、夜は9時に就寝します。そして朝は、6時45分に起きて、学校へ行くまでにいろいろなことをします。まず、6時55分ごろまでに服を着替えます。そこから7時25分までに朝ご飯を済ませ、7時40分までにトイレや歯磨き、身だしなみをチェックします。家を出る5分前に荷物チェックなど登校の準備をします。そして7時45分に学校に向けて出発します。表(詳細は写真)にするとこんな感じです」

 ――ふだんは、このような生活習慣のあなしさんですが、今回は前日に外出していたため、就寝が夜10時を過ぎてしまいました。みなさんは普段より就寝時刻が遅くなると、朝起きたときに“眠たい”、“起きたくない”と感じたり、朝寝坊したことはありませんか?

 「あなしさんは、朝起きることがつらくて、いつもより遅い7時15分に起きてしまいました。学校に行くまでに30分しかありません。普段の生活習慣なら、登校までに着替えて、朝ご飯を食べて、身だしなみを整えて、荷物のチェックをする時間があります」

 ――今日はどうでしょう?

 「黒板(詳細は写真を)みてください。この枠に入りません。あなしさんは仕方がないので、朝ご飯を食べず、お茶だけ飲んでいくことにしました。あなしさんは就寝時刻が遅くなったことで、朝起きる時間が遅くなり、朝ご飯をたべることもできませんでした。このように生活習慣はそれぞれつながっています。できるだけ普段の生活習慣を守ることが大切です」

 ――生活習慣と健康には、どのようなつながりがありますか?

 「生活習慣はこころとからだのつながりが大切です。よい生活習慣をしていれば、こころとからだを健康にすることができます。例えば、朝ご飯を食べると頭とからだにエネルギーを送ることができるので、朝から勉強や運動する力がわいてきます。反対によくない生活習慣によって、こころやからだがうまく動かなくなってしまいます。例えば、昨日のあなしさんのように就寝時刻が遅いと次の日に疲れが残ったままで、元気に活動できなくなってしまいます。1回のよくない生活習慣でもこころやからだによくないことが起こってしまいます。さらに、よくない生活習慣を続けると、病気にかかってしまうこともあります」

 ――生活習慣病という言葉を知っていますか?

 「よくない生活習慣を続けたことで起こる病気をまとめて『生活習慣病』といいます。病気の名前に『生活習慣』と付くくらいですから、よくない生活習慣と病気には関係があります。来月以降に生活習慣と健康との関係を詳しく説明します。楽しみにしていてください」

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