熱海富士、感動をありがとう! 大相撲秋場所千秋楽PVで地元熱狂 橋幸夫さん「よく頑張りました」
2023年09月25日 04:45
社会
それでも橋さんは「ここまでよく頑張りました。敢闘賞も良かったと思います」と拍手。その一方で「肝心な場面で持っている力を出すことができないのは、まだまだ」と、貴景勝の動きに対応できなかった21歳にハッパをかけ、成長に期待した。
自宅がPV会場から近く「地元出身で頑張っている力士がいる」と聞いて足を運んだ。ともに故人の父が作太郎(さくたろう)さんで、母がサクさん。熱海富士の本名が朔太郎(さくたろう)と知り、親しみが増したという。この日、熱海富士の後援会に入会。「直接会って話す機会もあれば」。世界は違うが、第一線で長く活躍する秘訣(ひけつ)を伝授する構えだ。
熱海市は、21年7月に土石流に見舞われ、新型コロナ禍では看板の観光業にも大きな影響を受けた。斉藤市長は「明るい話題で、市民に元気、勇気、感動を届けてくれました」と若武者の進撃に感謝。優勝すれば行う予定だったくす玉割りや、検討していたパレードが、近い将来、実現することを願っていた。
≪来場者「アレ」で応援≫ PV会場では、来場者が熱海富士のタオルや、プロ野球・阪神にちなんだ「アレだ!」とプリントされたボードなどを手に応援した。後援会の内田会長は無念の表情も「後援会発足から1年半で、こういう機会が来るとは思っていませんでした。皆さんにより応援されるよう、さらに頑張ってもらいたいと思います」と期待を高めた。「TEAM Saku」と胸に記された赤いTシャツ姿の渡辺修一さんは「来場所は番付が上がりますが、相手も強い。欲を出しすぎず、一歩一歩、三役や優勝を目指してほしいです」とエールを送った。