自民の政治刷新本部メンバーにネット怒りの声「エッフェル姉さんがいる時点で…」「国民に喧嘩売ってる?」

2024年01月10日 20:30

社会

 自民党は10日、臨時総務会を開き、派閥の政治資金パーティー裏金問題を受けて「政治刷新本部」の設置を決定。本部長の岸田文雄首相は「国民の信頼回復に向けて努力しなければならない」としたが、そのメンバーが報じられるとSNSでは疑問の声が続出した。
 麻生派会長の麻生太郎副総裁と無派閥の菅義偉前首相が最高顧問に就任。関係者によると、刷新本部の本部長代行に茂木敏充幹事長、幹事長に木原誠二幹事長代理、事務局長に小倉将信前こども政策担当相が内定した。ほかに小泉進次郎元環境相、松川るい参院議員も選ばれているという。

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏は自身のSNSでこのニュースを引用し、「『政治刷新本部に小泉進次郎氏、三原じゅん子氏、松川るい氏ら 自民新組織の布陣固まる。安倍派からも9人起用』とのこと。安倍派から9人とは、これって刷新されてしかるべきメンバーを、あえて選んだということなんだろうか・・・」とコメント。政治資金規正法違反の疑いで逮捕された衆院議員池田佳隆容疑者が所属した安倍派から大量に起用されたことを皮肉った。

 SNSでも「刷新する気ゼロ」「冗談にもほどがある」「一体どこまで国民をバカにすれば気が済むのか」「誰でもOKってこと?やる気ないのね」「どこまで人事オンチなんだ」と厳しい声が続出。昨年8月、フランス研修中の写真などがSNSで「観光旅行のようだ」と批判され、党女性局長を事実上更迭された松川議員が入っていることにも「エッフェル姉さんがいる時点で刷新になってない」「支持率を自ら下げに行っているのが凄い」「国民に喧嘩売ってるの?」などの声が上がった。

 11日に初会合を開き、今月中の中間取りまとめを目指す。

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