日本航空石川　150人が卒業式　冒頭に能登半島地震の犠牲者を追悼

2024年03月04日 05:30

社会

　能登半島地震で被災した日本航空高石川（石川県輪島市）の卒業式が3日、山梨県甲斐市にある系列校の日本航空高で行われ、教職員や保護者らが3年生約150人の門出を祝った。

　式はパイロットらを養成する日本航空大学校石川（輪島市）と合同で開催され、出席者は冒頭、地震の犠牲者を追悼した。石川県七尾市の実家付近で被災した高校3年の竹内駿介さん（18）は今春の選抜出場を決めた野球部出身。「無事に式が迎えられ、本当に良かった」と被災後、校舎が使用できなくなったため久しぶりの再会となった級友と喜びをかみしめた。