シドニー五輪マラソン銀・ワイナイナ氏 10代女性を平手打ちし書類送検 駅構内で駅員にも暴行疑い
2024年05月10日 04:45
社会
署によると、ワイナイナ氏は「酒に酔っていて覚えていないこともあるが、事実だと思う」と容疑を認め、「被害者に謝りたい」と話している。関係者によると、ワイナイナ氏は都内で1人暮らしをしており、事件後は仕事関係者が身元引受人となった。
ワイナイナ氏は、1993年に来日し、実業団のコニカ(現コニカミノルタ)陸上競技部に所属し頭角を現した。94年の北海道マラソンで初マラソンに挑み、初優勝。五輪は7位に入賞した04年のアテネまで3大会出場。06年のコニカ退社後も、ランナーとして活動している。TBS特番「オールスター感謝祭」の定番企画「赤坂5丁目ミニマラソン」にもたびたび出演し、五輪出場時を知らない若い世代でも知名度が高かった。
◇エリック・ワイナイナ 1973年12月19日生まれ、ケニア・ニャンダルワ県ニャフルル市出身の50歳。高校卒業後、単身来日。マラソンの自己ベストは02年の東京国際マラソンで記録した2時間08分43秒。優勝7回。1メートル75。
≪17年には“15股”報道も…≫ワイナイナ氏は近年、全国各地の市民マラソンのゲストランナーなどを主な仕事としていた。関係者によると、2017年に週刊誌に“15股”の女性関係を報じられ、スポンサーが撤退。現在はマネジメント会社などに所属せずに、単発の仕事を受けていたという。代理店関係者は「ゲストランナーの収入だけでは生活できないので、アルバイトをしていたのではないか」と話した。
市民マラソンでは、最後尾から一般ランナーを励ましながらごぼう抜きする姿で沸かせており、知名度も抜群だった。今年に入ってからは、1月にNHKBS「ランスマ倶楽部」の駅伝企画にゲスト出演していた。