タトゥー客を誤って案内　静岡の有名温泉施設が謝罪　「新人スタッフの教育が十分行き届いていなかった」

2024年06月11日 10:13

社会

タトゥー客を誤って案内　静岡の有名温泉施設が謝罪　「新人スタッフの教育が十分行き届いていなかった」 — 駿河健康ランド公式サイトから

　クア・アンド・ホテルグループの「駿河健康ランド」（静岡・静岡市）が10日、公式サイトを通じ、入れ墨の入った客を誤って入浴させたとして謝罪した。

　同社は「6月4日（火）男性浴室内にて、イレズミが入った方7名の入浴利用が発覚し、退室していただいた対応がございました」と報告。「ご利用されていたお客様には、今回の対応に際し、ご心配をお掛けした事を心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

　「弊社の本来のルールとしまして、利用規約に記載の通り“イレズミ、タトゥーその他類似シールが入っている方”の入館はお断りしています」と主張。「今回の対応が発生した経緯として、入館受付の際、イレズミが入っている事を確認した新人フロントスタッフのご案内に誤りがあった事が発覚しました（※本来の運営ルールでは、イレズミに気付いたその場で入館をお断りする所、浴室スタッフが付き添っての立ちシャワーのみ利用可能、と誤ったご案内をしてしまった）」と経緯を明かした。

　同社は「新人スタッフの教育が十分行き届いていなかった事により、ご迷惑をお掛けした事を重ねてお詫び申し上げます」と重ねてお詫びを記し、「今後の対応策としまして、新人スタッフへの教育を徹底すると共に、下記内容を改めて、全スタッフに共有し、弊社のルールを認識・理解した上での対応を徹底するよう、教育を行いました」と再発防止を誓った。

　また「本来のルール：→イレズミ、タトゥーその他類似シールが入っている方の入館はお断りする」「本来の運営ルール：→フロントで入館時にフロントスタッフが気付いた場合、その場で入館をお断りする」「→洋服から見えない等の理由で、フロントで確認が出来ず、浴室で気付いた場合、すぐに退室するよう促し、立ちシャワー等を利用する場合も、退室するまで浴室スタッフが付き添って対応する」と説明。

　最後に「この度は、ご利用されていたお客様にご心配をお掛けし、大変申し訳ございませんでした。改めて、お客様に喜んでいただけるよう、従業員一同、取り組んでいく所存でございます。今後とも、駿河健康ランドをご愛顧いただきますよう、宜しくお願い申し上げます」と呼びかけた。