日朝、5月中旬にモンゴルで秘密接触か 韓国紙報道 日本から「有力な家柄出身の政治家」ら出席
2024年06月14日 05:30
社会
林芳正官房長官は13日の記者会見で「事柄の性質上、答えは差し控える」とした上で「日朝間の諸懸案の解決に向け首脳会談を実現すべく、首相直轄のハイレベルで協議を進めていく考えに変わりはない」と述べた。
金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は2月、談話で岸田文雄首相の訪朝に言及したが、拉致問題は解決済みとする北朝鮮の主張を受け入れない立場を日本側が示すと3月には「日本側とのいかなる接触、交渉も拒否する」と表明した。
岸田氏は5月11日、首脳会談の実現へ「私直轄のハイレベル協議を進めたい」とし、働きかけを一層強めると発言。8月前半のモンゴル訪問と、フレルスフ大統領との会談を検討中で、拉致問題解決を図り日朝交渉進展への協力を求める考え。
韓国外務省報道官は13日、日朝接触は「北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和に寄与する方向で行われるべきだ」と述べた。
中央日報によると、日朝は先週後半にも中国の内モンゴル自治区で接触する方向だったが、消息筋は「計画通り行われたかどうか、はっきりしない」とした。6月上旬に国際会議が開かれたウランバートルで接触する可能性も注目されたが、北朝鮮は会議を欠席した。