平塚らいてう発足の国連NGO「新日本婦人の会」 都知事選“全裸ポスター”に抗議「あまりにひどい」

2024年06月21日 09:33

社会

平塚らいてう発足の国連NGO「新日本婦人の会」 都知事選“全裸ポスター”に抗議「あまりにひどい」
掲示板の周囲をN国党のポスターが埋め尽くした東京・中野区役所前の掲示板 Photo By スポニチ
 国連NGO「新日本婦人の会」は21日、前日20日に告示された東京都知事選(7月7日投開票)について、迷惑防止条例違反の疑いがあるとするみだらな選挙ポスターについて、選管に抗議したことを報告した。
 「新日本婦人の会」は、1962年に平塚らいてう、いわさきちひろらのよびかけで創立された、個人参加では日本最大の女性団体。

 同団体は、選挙ポスター掲示板にほぼ全裸の女性のポスターが貼られていることについて「あまりにひどい東京都知事選のポスターが貼られているので、先ほどから東京都選管に電話をかけ続けているのですが、まったくつながりません。都庁の交換窓口は“先ほどからその件のお電話がたくさんかかってきています”と」と問い合わせをしたことを明かし、「警視庁も“情報提供がたくさんきている”と応対。一刻も早い対応を求めます」とした。

 警視庁は、ポスターを貼った諸派新人の河合悠祐氏(43)に対し、都の迷惑防止条例違反の疑いで警告。陣営はその後、ポスターの撤去を開始した。

 同団体は「セクハラポスターが警告で剥がされることになったけれど、法の抜け穴を利用したヘイトやルッキズム丸出しのポスターが並ぶ掲示板を眺めてモヤモヤは晴れません」とし、「諦め、黙らされるのではなく声を上げ続けなくては」と主張した。

 任期満了に伴う東京都知事選。前回2020年の22人を大幅に上回る過去最多の56人が立候補を届け出た。局部を隠した女性のヌードポスターを掲示した候補もおり、各所の掲示板は異様な光景に。候補者が乱立し、思惑が入り乱れる中で幕が開いた異例の選挙戦。7月7日に投票、即日開票される。

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