小池百合子都知事 余裕の空手チョップ 大事な土曜日も「都電プロレス」視察~試合に“飛び入り”

2024年06月30日 04:40

社会

小池百合子都知事 余裕の空手チョップ 大事な土曜日も「都電プロレス」視察~試合に“飛び入り”
都電プロレスを視察し、鈴木みのるに空手チョップを放つ小池百合子氏(C)DDTプロレスリング Photo By 提供写真
 7月7日投開票の東京都知事選の告示から2度目の週末を迎えた29日午前、現職の小池百合子氏(71)は都電荒川線で行われた史上初の「都電プロレス」(DDT)を視察した。多くの人出が予想される貴重な土曜日も相変わらずの「公務ファースト」。試合にも“飛び入り参戦”し、余裕の空手チョップを見舞ってみせた。
 貸し切り列車で行われた、鈴木みのる―高木三四郎の対決。鈴木を羽交い締めにした高木から呼び込まれた小池氏は、「空手チョップ!」と鈴木の胸元に右手を振り下ろし満面の笑み。終了後、高木は本紙に「事前の打ち合わせはなく、その場のノリで“知事お願いします”と頼んだら快く参加してくれました。愛あるチョップでした」と振り返った。

 試合が行われたのは荒川車庫前駅を出発し、三ノ輪橋駅で折り返して戻る約55分の往復区間。小池氏は荒川車庫前駅から2駅先の小台駅まで約5分間乗車した。帰り際に高木と鈴木に再び空手チョップをお見舞いし観客の「百合子」コールの中、上機嫌で降車した。

 告示後も平日は街頭演説を一切せず、公務を優先してきた。過去の都知事選で現職が敗れたケースがないとはいえ、週末は選挙活動に力を入れてもおかしくはない。有利との情勢が報じられている余裕からか、“横綱相撲”を続けている。

 この日も街頭演説は午後5時から行ったJR北千住駅西口での1回のみ。ここまで八丈島や多摩地域など有権者が少ない地域から攻める「川上作戦」を展開しており、23区内での街頭演説は告示10日目で初めて。約1200人の聴衆を前に「2期8年の間、都政をお預かりして最初の1期目に行財政改革を行い、情報公開を進めました。2期目は新型コロナの中で一人でも多くの人の命を守ることに徹底してまいりました」と実績を強調した。

 選挙戦ラストサンデーとなる30日は、JR蒲田駅西口で午後6時半から演説を予定。「反自民政治、非小池都政」を掲げて連日、都内各地を回る前参院議員の蓮舫氏(56)ら他候補とはあくまで同じ“リング”に上がらず、高みの見物を決め込む。七夕の日に勝ち名乗りを上げるのは誰になるのか、後半戦も目が離せない。

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