NYタイムズ 81歳バイデン氏の大統領選“撤退社説”掲載 高齢を不安視「4年前と同じ状態ではない」

2024年06月30日 04:45

社会

NYタイムズ 81歳バイデン氏の大統領選“撤退社説”掲載 高齢を不安視「4年前と同じ状態ではない」
28日、米ノースカロライナ州で開いた選挙集会で演説するバイデン大統領(ロイタ)
 2020年の米大統領選で民主党のバイデン大統領(81)を支持した有力紙ニューヨーク・タイムズが現地時間28日、バイデン氏に大統領選からの撤退を求める社説を掲載した。
 27日に共和党のトランプ前大統領(78)と行った討論会で、声に力がなく、言葉が出てこなかったり、度々ボーッとするなど大失態。高齢が不安視されていたが、テレビ視聴した約4790万人(討論会主催のCNNテレビ発表)の前で“最大の弱み”をさらけ出してしまった。

 社説は「4年前と同じ状態ではない」と辛らつ。「米国に対してできる最大の貢献は、大統領選をこれ以上続けないと表明すること」と訴えた。米メディアでは候補者差し替えに踏み込む論調が目立ち始めた。ただ有力な候補がおらず、党内はパニック状態になっている。

 一方、バイデン氏は「かつてのようにうまく討論できない」と討論会での不振を認めた上で「再び立ち上がる」と撤退は否定した。

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