SNS詐欺拠点一斉捜索で8人逮捕 被害額約9・5億円か スマートフォン計約1830台押収
2024年07月24日 05:30
社会
大阪府警は23日、交流サイト（SNS）上で、投資名目で現金をだまし取る2つの詐欺グループの拠点とみられる大阪府内の4つのビルを詐欺容疑で一斉に家宅捜索し、メンバーの男女ら8人を同容疑で逮捕した。府警によると、被害総額は計約9億5000万円に上るという。グループは合わせて80人規模とみられ、府警は別のメンバーも逮捕する方針。
逮捕されたのはグループの主犯格とみられる大阪市西区、山田吉彦容疑者（43）＝職業不詳＝と大阪市浪速区、島内大起容疑者（40）＝同＝ら。
8人の逮捕容疑は、共謀し、2～3月、投資の講師になりすまし、為替相場の変動などを予想して投資する「バイナリーオプション」の商材代金などとして、SNSで知り合った愛知県の20代女性から計約90万円をだまし取った疑い。
府警は今月23日、捜査員約470人を動員。捜索に入った大阪市西区のオフィスビルでは午後5時ごろから、逮捕されたとみられる男女が捜査員に連れられ府警の車両に乗り込んだ。夜、捜査員が段ボール箱を運び出した。
4つのビルでは計数十人がSNSでメッセージを送る「打ち子」として活動していたとみられる。府警は4つのビルの10カ所からスマートフォン計約1830台、パソコン計約60台、詐欺に関するマニュアルなどを押収。2つのグループは手口が似ており、何らかの関連があるとみて調べる。
警察庁は1～5月に全国の警察が認知したSNS型投資詐欺の件数は3049件だったと公表。被害総額は約430億2000万円で、昨年同期と比べて約381億円増えている。
8人の逮捕容疑は、共謀し、2～3月、投資の講師になりすまし、為替相場の変動などを予想して投資する「バイナリーオプション」の商材代金などとして、SNSで知り合った愛知県の20代女性から計約90万円をだまし取った疑い。
府警は今月23日、捜査員約470人を動員。捜索に入った大阪市西区のオフィスビルでは午後5時ごろから、逮捕されたとみられる男女が捜査員に連れられ府警の車両に乗り込んだ。夜、捜査員が段ボール箱を運び出した。
4つのビルでは計数十人がSNSでメッセージを送る「打ち子」として活動していたとみられる。府警は4つのビルの10カ所からスマートフォン計約1830台、パソコン計約60台、詐欺に関するマニュアルなどを押収。2つのグループは手口が似ており、何らかの関連があるとみて調べる。
警察庁は1～5月に全国の警察が認知したSNS型投資詐欺の件数は3049件だったと公表。被害総額は約430億2000万円で、昨年同期と比べて約381億円増えている。
