維新・吉村共同代表 斎藤兵庫県知事に辞職を促すも失敗

2024年09月10日 05:30

社会

維新・吉村共同代表 斎藤兵庫県知事に辞職を促すも失敗
取材に応じる兵庫県の斎藤元彦知事 Photo By 共同
 日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は9日、斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、斎藤氏に自ら辞職と出直し選挙を促したと明らかにした。維新はこの日、同様の申し入れ書を服部洋平副知事に提出。吉村氏はそれに先立つ7日に電話し「県民の皆さんに信を問うべきではないか」と伝達。結論は出ず失敗に終わった。府庁で記者団の取材に答えた。
 疑惑告発文書に斎藤氏のパワハラに関する記述があった点を踏まえて「懲戒処分への方向性を自身が決定付けるのは間違った権限執行だ」とも伝えた。吉村氏は「物を投げたり机を叩いたりするのはいけない行為だ」と強調。「(辞職と出直し選挙を)やらないという判断であれば、維新の会として不信任決議案を出すことになる」とも話した。

 国会内で記者会見した藤田文武幹事長は2021年知事選で「推薦した責任がある」と説明。他会派より早く単独行動を起こすことで擁護の印象の払拭を図る狙いとみられる。

 取材に応じた斎藤氏は「重く受け止める」とした一方、「3年前に負託を受け選ばれた政治家であり、どういう道を進むべきかは自分で決める」と辞職を否定した。

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