斎藤兵庫県知事が涙 「自分に悔しい」ポーカーフェイス一転…辞職は否定 自民、知事不信任案の提出へ

2024年09月12日 04:40

社会

斎藤兵庫県知事が涙 「自分に悔しい」ポーカーフェイス一転…辞職は否定 自民、知事不信任案の提出へ
定例記者会見で涙ぐみながら話す兵庫県の斎藤元彦知事 Photo By 共同
 疑惑告発文書問題で批判を浴びている兵庫県の斎藤元彦知事が、11日午後の定例記者会見で涙を流した。
 初当選を果たした2021年7月の前回知事選で党を割って自身を支援した自民党が辞職を要求する側に回った。これに関して問われ「3年前に会派を割って重い決断をいただいた。こういう状況になって申し訳ない。自分自身に対して悔しい思いではあります。でも(自民党の)先生方には感謝はしてます」と声を詰まらせた。常にポーカーフェースで対応してきた斎藤氏が珍しく感情を表した。

 ただ、この際も「私自身は決して完璧な人間ではないので間違いもあったかと思いますが、これからも県民の皆さんのためにやっていきたい」と辞職については否定。SNS上では今回の問題で犠牲者が出ていることを挙げ「亡くなった方への謝罪はないのか」などの声が寄せられた。

 12日には県議会最大会派の自民党などが斎藤氏に辞職を申し入れる。既に単独で辞職を申し入れた維新の会を含む86人の県議全員が“反斎藤”に回った。拒否された場合、自民党などは9月議会が開会する19日に、知事不信任案を提出する方針を固め、可決される情勢となっている。可決されれば、斎藤氏は失職か議会解散を迫られる。この日は「地方自治法に基づいて判断する」と解散に含みを持たせた。

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