ドン・ファン元妻「私は殺していない」初公判で無罪主張 直接証拠なしも検察側は間接証拠で立証へ

2024年09月13日 04:42

社会

ドン・ファン元妻「私は殺していない」初公判で無罪主張 直接証拠なしも検察側は間接証拠で立証へ
野崎幸助さん(右)と元妻の須藤早貴被告(ジャーナリスト吉田隆氏撮影)  Photo By 提供写真
 2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん=当時(77)=に覚醒剤を摂取させ殺害したとして、殺人罪などに問われた元妻須藤早貴被告(28)は12日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で「私は殺していないし、覚醒剤を摂取させたこともない」と無罪を主張した。
 直接証拠はなく、検察側は事件当時野崎さんと2人きりだったことなど間接証拠を積み上げ立証する方針。

 冒頭陳述では、被告が事件の数カ月前にインターネットで「完全犯罪」「覚醒剤過剰摂取」などと検索し、密売関係者に致死量の3倍となる3グラム以上を注文し十数万円を支払い入手していたと指摘した。

 逮捕時と同じ黒いロングヘアに黒いワンピース姿で出廷した被告。表情を変えずにメモを取り続けた。捜査段階では黙秘。被告人質問で検察側主張にどのように反論していくのか注目される。

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