ラスベガス郊外にトランプ氏かたどった全裸の巨大像 共和党が激怒

2024年10月08日 05:30

社会

ラスベガス郊外にトランプ氏かたどった全裸の巨大像 共和党が激怒
16年8月、ニューヨークの公園ユニオンスクエアに一時設置されたトランプ氏の裸像(AP) Photo By AP
 米大統領選の激戦州、西部ネバダのラスベガス郊外で9月下旬、共和党候補のトランプ前大統領をかたどった全裸の巨大像が展示された。匿名のアーティストが制作し、歯に衣着せぬ物言いのトランプ氏への批判を込めて「よこしまで下品」と題した。ネバダ州共和党委員会は激怒。アーティストは撤去し、他州で移動展示を始めた。
 米メディアによると、像は高さ約13メートルで、幹線道路沿いにクレーンでつるされ、多くの市民の注目を浴びた。アーティストは「政治権力とリーダーシップの複雑さ」に関する議論を喚起する狙いだと説明。全ての激戦州で展示する計画で、10月上旬には西部アリゾナ州フェニックスに一時設置した。

 ネバダ州共和党委員会は「車で通行する家族連れがいや応なしに不快な像を目にすることになる」として強く非難する声明を発表した。

 市民たちは「同様に民主党候補ハリス副大統領の裸像がクレーンでつるされたら、民主党はどう思うだろうか」「笑えない」と批判した。
 トランプ氏が当選した2016年の大統領選前にも別の裸の像が米各地に設置された。

おすすめテーマ

社会の2024年10月08日のニュース

【楽天】オススメアイテム