田崎史郎氏が分析「ギリギリなんとか届くんじゃないか」 逆風自民どうなる 衆院選15日公示

2024年10月15日 04:40

社会

田崎史郎氏が分析「ギリギリなんとか届くんじゃないか」 逆風自民どうなる 衆院選15日公示
自民党本部で記者団の取材に応じる石破首相 Photo By 共同
 政治評論家の田崎史郎氏が現時点での情勢を分析した。「自公で過半数」の勝敗ラインには「ギリギリなんとか届くんじゃないか」と予測。田崎氏によれば「自民党の内部調査では、接戦区とされる選挙区の数は40~50ほど」という。
 その接戦区の勝敗の鍵を握る人物には、石破茂首相、小泉進次郎選対委員長、高市早苗前経済安全保障担当相の3氏を挙げた。「3人がボーダーラインの選挙区に入って、どれだけ盛り上げられるかが大事になる」と話し、3人の応援がポイントになると見ている。

 また、自公で過半数の行方を占うのは、やはり裏金前議員の当落。今回の衆院選では旧安倍派、旧二階派から約40人が立候補する予定。田崎氏は「裏金議員が立候補している区」を全体の注目選挙区として挙げ、「過半数を取るためには、その人たちが当選するしかない。何人が当選するかで今後の情勢が大きく変わる」と語った。

 一方、政権交代を目指す野党には厳しい見解を示した。旧統一教会や裏金問題など弱みを持つ自民党につけ込みたいところだが、野党間で候補者一本化が難航。野党候補が乱立する選挙区も多い。「候補者を調整できなかったことが、今後の敗因になっていくだろう」と指摘。野党票が割れることは、自公過半数への大きな手助けになりそうだ。

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