自民党ピンチ 単独過半数維持できるかどうか不透明 共同通信社が情勢調査

2024年10月17日 05:00

社会

自民党ピンチ 単独過半数維持できるかどうか不透明 共同通信社が情勢調査
街頭演説で支持を訴える自民党総裁の石破首相 Photo By スポニチ
 共同通信社は第50回衆院選について15、16両日、全国の有権者15万6000人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
 自民党は派閥裏金事件が響き低調。公明党も伸び悩む。立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。小選挙区では投票先未定が3割近くおり、27日の投開票に向け情勢は変わる可能性がある。

 自民(公示前勢力256)は全289選挙区のうち、リードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。比例代表では2021年前回選の72議席を下回るのは不可避の情勢だ。単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。裏金事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。

 立民は裏金事件の追い風を受け、公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。無党派層でも支持が拡大しつつある。前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。

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