名護へ明るいニュースを…諸見里2位発進

2010年05月29日 06:00

ゴルフ

名護へ明るいニュースを…諸見里2位発進
18番ホール、バーディーパットを決め単独2位に浮上した諸見里しのぶ
 女子ゴルフツアーのヨネックス・レディース第1日は28日、新潟・ヨネックスカントリークラブ(6393ヤード、パー72)で行われ、全米女子プロ選手権(6月24~27日、米ニューヨーク州、ローカストヒルCC)出場を目指す諸見里しのぶ(23=ダイキン工業)が4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーで首位と2打差の2位と好発進した。この日が20歳の誕生日だった藤本麻子(フリー)はイーブンパーの72で9位。68で回った全美貞(27=韓国)が首位に立った。
【第1R成績】

 パットがさえた諸見里が絶好のスタートを切った。1番でいきなり6メートルをねじ込むと、その後も8メートル、8メートル、4メートルを沈めて計4バーディーを奪った。「久しぶりに長いパットが入って気持ち良かった」。今季は初日に出遅れることが多く低迷している中で、納得の2位発進。「今まで大事に行きたい、安全に行きたいというのがあったけど、きょうは攻めてスコアを伸ばす」という強気が復調を呼んだ。
 目標の全米女子プロに出場するためには、今大会後に発表される31日の世界ランクで20位以内に入り、有資格者を除く上位3人になることが条件。諸見里は現在、同ランク22位とあって、ラストチャンスに懸ける思いは強い。故郷の沖縄県名護市が米軍普天間飛行場の辺野古移設問題で大きく揺れていることもあり、「名護へ明るいニュースを届けられたら」。自分のためにも地元のためにも今季初優勝を狙う。

 ▼1位全美貞 去年、凄くプレー内容が良かったので、きょうもいいイメージでできた。でも、まだ優勝できるという気はしない。ビッグスコアを出せる選手はたくさんいるので。(前回大会優勝。68の好スコア)
 ▼18位田中美弥子 兄の引退と私のデビューが重なったのはたまたま。今度は私がしっかり頑張りたい。(昨年プロテストに合格した24歳。兄は昨季限りで引退した元阪神内野手の秀太氏)
 ▼18位上田桃子 後半はパターがしっくりいかなかった。ショットも状態が浮いている感じ。あしたは(浮上への)きっかけをつかみたい。(2バーディーの後、インで3ボギー)

 ◆棄権 世界ランク1位の申ジエ(21=韓国)が9ホール終了後に胃痛のため棄権した。今後は韓国へ帰国し、1週間休養したあと米ツアーに復帰する。

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