金1号は入江!故障から復活、国際大会初の頂点「自信に」

2014年08月22日 05:30

競泳

金1号は入江!故障から復活、国際大会初の頂点「自信に」
金1号を獲得しガッツポーズの入江(AP)
水泳パンパシフィック選手権第1日
(8月21日 オーストラリア・ゴールドコースト)
 金メダル第1号は100メートル背泳ぎの入江だった。トップで50メートルをターンすると、2位のグレイバーズの追い上げを0秒07差でかわした。右手でガッツポーズをした後に安どの表情が広がった。「06年から代表に入って初めての金。一つの区切りというか、自信にしたい」。国際大会初の頂点をかみしめた。

 昨年は世界選手権で100、200メートルともに4位に終わり、椎間板ヘルニアも患った。バサロなどの腰に負担のかかる練習を制限される中、体幹を強化しながら耐えた。泳げない悔しさは情熱に変わり、水泳への思いを再確認。春先から好記録を連発し「止まっていた時計が動きだした」と高速水着時代の自らの記録更新に手応えを得ていた。

 今大会は屋外プールで行われており、決勝前は寒さ対策で手袋を着用。予選で失敗したスタートも修正し「世界と戦うにはどんな環境でも戦えないと」と動じないタフさを見せた。「やってきたことは間違っていなかった。これからの2年、止まらないようにしたい」。“入江王子”が再び輝きを取り戻す。

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