加藤、2大会連続の五輪代表決定 NHK杯で2位、内村はV8

2016年05月05日 18:33

体操

加藤、2大会連続の五輪代表決定 NHK杯で2位、内村はV8
体操NHK杯男子個人総合 最終種目の鉄棒を終え、コーチと抱き合う加藤凌平
 体操のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねて個人総合で争うNHK杯最終日は5日、東京・国立代々木競技場で男子が行われ、加藤凌平が合計180・100点で内村航平(ともにコナミスポーツ)に次ぐ2位となり、2大会連続となる五輪代表に決定した。既に代表に決まっていた内村は184・650点で8連覇を果たし、自身の最多連続記録を更新した。
 4月の全日本選手権の決勝得点を持ち点として争い、全日本優勝の内村はこの日も93・350点で2位以下を圧倒。全日本3位だった加藤は全6種目で安定した演技をそろえて90・700点をマークし、代表争いで持ち点トップだった白井健三(日体大)を逆転。90・950点で全日本の6位から3位まで追い上げた田中佑典(コナミスポーツ)をわずか0・100点上回った。白井はあん馬での落下などが響き、5位だった。

 残り3人の代表は、6月の全日本種目別選手権を含めた選考会3大会の成績から、団体総合でのチーム貢献度によって選出する。

 ▼加藤凌平の話 4年前と違って、狙って勝ち取った。追い詰められても、平常心でいられるのが強み。重圧がかかる場面で着地まで止められ、五輪でもできる自信がついた。

 ▼内村航平の話 目立ったミスもなく、全日本選手権の課題をクリアできた。つり輪の完成度が上がれば、もっと満足感がある。五輪でやっている自分を自然とイメージしながらできていた。

 ▼萱和磨の話 (あん馬の)得点がさらに取れるように(全日本種目別へ向けて)準備したい。リオはもちろん、まずは1カ月後の種目別に焦点を合わせて、今回より良い演技ができるように練習する。

 ▼神本雄也の話 つり輪と平行棒に(全日本種目別までの)1カ月で磨きをかけて、(選考材料となる)貢献度を上げたい。(腰を痛めて難度を下げていた)平行棒は、以前の(難しい)難度に戻したい。

 ▼白井健三の話 調整がうまくいかなかった。(種目別の)床と跳馬で(代表に)入るんだと思ってしまっていたことが、(個人総合での代表入りを逃す)結果につながった。来年からは個人総合で勝負する、と言い聞かせてやっていきたい。

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