【柔道】原沢久喜 6年ぶり3度目Vあと一歩及ばず 10回目の出場に「老いを感じた」 全日本選手権

2024年04月29日 20:41

柔道

【柔道】原沢久喜 6年ぶり3度目Vあと一歩及ばず 10回目の出場に「老いを感じた」 全日本選手権
<全日本柔道選手権>原沢久喜(右)を攻める中野寛太(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【柔道全日本選手権 ( 2024年4月29日    東京・日本武道館 )】 体重無差別で男子日本一を争う大会で、16年リオデジャネイロ五輪男子100キロ超級銀メダルで、21年東京五輪代表の原沢久喜(31=長府工産)は、決勝で中野寛太(23=旭化成)に敗れた。勝てば6年ぶり3回目の制覇となったが、あと一歩及ばなかった。
 4回戦までは、すべて判定勝ち。「1、2回戦が、あまりにも体が動かなかった。徐々に調子が戻ってきた」と振り返った。8年ぶりに旗判定が復活し、試合時間も4分から5分(決勝は8分)となったルールには「助けられた。特に判定のところ」と語った。

 決勝では互いに決め手を欠き、最後は判定負け。「序盤は何も展開なく進めてしまった。中野選手を前に歩かせたり、足技を使ったりしたかった」と悔しそうに話した。戦術については「先に攻めてくると思ってラスト1、2分にかけた」と明かした。

 今大会で節目となる10回目の出場。「10回出たということは、それだけ年を取っている。最後に勝ちたい気持ちや、貪欲な気持ちが出し切れていない部分は老いを感じた」と率直な気持ちを話した。

 準優勝という悔しい結果に終わったが、来年の出場権を獲得した。「観客の声援が後押ししてくれるし、全日本選手権は特別な思いがある」と語り、今後については「何を目標にするのかは難しい。ゆっくり整理して考えたい」と明言を避けた。

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