五輪ボート宮城見送りへ バレーは「有明」有力 3会場、変更なしも
2016年11月24日 19:10
五輪
バレーボールは都の調査チームが既存の「横浜アリーナ」(横浜市)を活用する代替案を示しているが、周辺に運営に必要なスペースが足りないことなどから、現段階では変更は困難とみられている。ただ、横浜案は依然選択肢に残っているもようで、小池知事の判断や今後の協議が注目される。
日本バレーボール協会は24日、有明アリーナの新設を求めている国際バレーボール連盟会長から全権を委任された事務局のアゼベド氏らが来日し、25日に小池知事や大会組織委員会を表敬訪問すると発表。会場問題についても議論する可能性があり、調整は大詰めを迎える。
事実上、海の森に絞られたボート、カヌー・スプリントで、都は恒久施設とする案(整備費328億円)と、屋根付き観客席などを大会後に撤去する仮設案(同298億円)の2案を示している。会場計画の見直しは27日にも開かれる見通しの国際オリンピック委員会(IOC)、組織委、都、政府の4者による作業部会で協議され、29日開催予定の4者のトップ級会合で結論を出す予定。
水泳会場の「五輪水泳センター」(江東区)は観客席を当初計画の2万席から1万5千席に減らし、大会後に規模を縮小する「減築」は、費用がかさむことから取りやめる方向となった。
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