公務員ランナー・川内 福岡国際マラソン信念強行出場

2016年12月03日 05:30

マラソン

 公務員ランナーが信念を貫いて強行出場する。
 来夏の世界選手権(ロンドン)の代表選考会を兼ねた福岡国際マラソン(4日)の有力選手が2日、福岡県内で会見し、川内優輝(29=埼玉県庁)は「一つでも上の順位、1秒でも速く走ることを目標に頑張りたい」と気合を入れた。11月12日に右ふくらはぎを痛め、家族や周囲から「やめた方がいい」と言われたが、出場を決断。「今まで招待やゲストランナーを受けてきたが、欠場したことはない。ここで欠場したら今後、自分の陸上自体が崩れるんじゃないか、と」。来夏の世界選手権を日本代表としてのラスト舞台と決めている。日本人上位3位に入れば、選考対象には残る。「何とか選考に残るところでゴールしたい」と、42・195キロを見据えていた。

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