【林享の目】200Mバタ銅の大也 筋力アップで泳ぎ進化

2017年07月28日 09:05

競泳

【林享の目】200Mバタ銅の大也 筋力アップで泳ぎ進化
男子200メートルバタフライ決勝で3位となった瀬戸 Photo By スポニチ
 200メートルバタフライの準決勝をトップ通過した瀬戸だが、決勝は金メダルが見えたからこそ「硬さ」が生まれてしまったのかもしれない。最初の50メートルは25秒27と悪くなかったが、続くラップは29秒31、29秒70と準決勝よりタイムを落とした。ラストの追い込みでメダルを確保した勝負強さはさすがだが、結果的にはもう少し積極的にいくべきだった。
 泳ぎそのものは着実に進化が見られる。体のボリューム感が出てきたのは、筋力が付いてきた証拠だろう。上下動の大きさや腕をかく距離を考えると、筋力アップの効果が特に大きいのがバタフライ。ストローク数そのものは以前と大差ないが、体が伸びている時間が減った=腕が回転している時間が増えた印象で、格段にスピードが上がった印象だ。

 前回大会はこのバタフライで6位だったことを少し引きずってしまった印象もあるが、銅メダルは悪くはないステップだ。3連覇が懸かる400メートル個人メドレーも期待できると思う。(92年バルセロナ五輪男子100メートル平泳ぎ4位、東海学園大水泳部監督)

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