【玉ノ井親方 視点】豪栄道 持ち味の「攻める相撲」まだできていない

2017年09月16日 09:10

相撲

【玉ノ井親方 視点】豪栄道 持ち味の「攻める相撲」まだできていない
阿武咲を攻める豪栄道(左) Photo By スポニチ
 豪栄道は立ち合いをよく考えて取った。普段は左で張って右を差しにいくけど、阿武咲戦は右で張って左を差しにいった。それで、相手の押す圧力がちょっと弱まった感じだった。
 ただ、相撲内容は決していいものではない。押し込まれたのは大関の方だったし、差し気味にいって結局、差し切れなかった。それでも、肩すかし気味に相手をいなして何とか勝ったという印象。今場所は本来の攻める相撲が全くできていない。初日に相手に引かれて負けているのが頭に引っかかっているのか、こわごわ取っている感じを受ける。

 本人が一番歯がゆく思っているはずだから、この白星で気持ちが乗っていくといいけど。とにかく今は、自分の相撲を取り切ろうと気迫を前面に出して取ることが大事だね。 (元大関・栃東)

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