追い抜き娘世界新!平昌金見えた圧倒V 地元オランダに大差
2017年11月12日 05:30
スケート
3人で先頭を入れ替わりながら6周する。地元の強敵オランダとの同走で、序盤から積極的に飛ばした。オランダに2周目の途中までリードを奪われたが、先頭を滑った高木美の勢いを殺さず、2番目の佐藤、3番目の高木菜はそのスピードをしっかりと維持。最後は再び高木美が引っ張り、3秒29もの大差で制した。
減速の伴う先頭交代をこれまでの4回から3回に減らした。それぞれの負担が増す難度の高い戦術だが、同じ会場で行われた15年世界距離別選手権は同様の作戦で挑み初戴冠。昨季のW杯最終戦は失敗に終わるなどリスクを伴う。担当する糸川コーチも「挑戦」と表現するが、高木美の抜けた力を最大限生かす戦法だ。昨季は隊列を乱すことが多かった20歳の佐藤はよろめく場面がありながらも最後まで粘り、「夏に積み重ねてきたものを発揮できた」と話した。
同種目では10年バンクーバー五輪で銀メダルを獲得。当時、補欠だった高木美は「練習で蓄積してきたものが大きい。おのおののレベルが上がっている」とうなずいた。敵地で五輪覇権を争うライバルに見舞った先制パンチ。最年長25歳の高木菜は「このタイムを出せる力があると分かった。これからも出ると思う」と力強かった。
▽団体追い抜き 1チーム3人が隊列を組み、空気抵抗を受けて体力の消耗の大きい先頭を入れ替えながら、男子は8周(3200メートル)女子は6周(2400メートル)する。リンクの対角から2チームが同時にスタート。3人のうち最後にゴールした選手のタイムを競う。入れ替えの場所や回数は自由。06年トリノ大会から五輪で実施されている。
▽スピードスケート五輪代表への道 W杯前半4大会で男女500メートル(7戦)は3位以内3回、男女1000、1500メートル(4戦)、女子3000メートル、男子5000メートル、男女マススタート(ともに3戦)は同2回、女子5000メートル、男子1万メートル(ともに1戦)は同1回の条件を満たした最上位者を代表に選び、残りは代表選考会(12月27〜30日、長野)で決める。
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