スーパーボウルでイーグルス悲願の初優勝 奇跡の幕切れ ペイトリオッツの連覇を阻む
2018年02月05日 12:52
アメフト
フォールズは43回中28回のパスを通して373ヤードと3TDをマーク。エースQBカーソン・ウェンツ(25)が昨年12月10日のラムズ戦で膝のじん帯を断し、シーズン終盤から先発に起用された控えQBだが、プレーオフでは“3戦全勝”で夢にまで見た優勝をもぎとった。
フォールズは相手のゴールライン目前(残り1ヤード)まで攻め込んだ第2Qの残り38秒にはスペシャルプレーを敢行。オフェンスのラインに声をかける素振りを見せ、その隙にダイレクトスナップを受け取ったRBコーリー・クレメント(23)がTEトーリー・バートン(26)にボールを渡し、そのバートンが“QB役”を務めてエンドゾーン右隅に入り込んでいたフォールズにTDパスを通した。スーパーボウルでQBがレシーブでTDをマークしたのはフォールズが初めて。控えQBがスーパーボウルで勝ったのは史上3人目となった。
イーグルスに在籍する限り先発QBは来季もまたウェンツの控えであることには間違いはないが、NFCの第1シードでありながらカンファレンス準決勝から3試合連続で格下扱い(UNDERDOG)となっていたチームをここまで押し上げたのは、一時引退をも考えていたフォールズの奮闘あってこそだった。
スポーツ専門局ESPNが記者たちを対象にした事前アンケートでは61人対24人でペイトリオッツが圧倒的に優位。それだけに史上に残る超大番狂わせとなった。
一方、ペイトリオッツは連覇を逃して6度目の優勝は目前で消滅。昨年は25点差をはね返して延長でファルコンズを退けて勝利を収めたが、今年はイーグルスの勢いの前に屈する形となった。
自身8回目のスーパーボウルを迎えたブレイディーはファンブルを犯したあとはベンチで頭を抱えてぼう然。48回中28回のパスを通して、大会史上最多となる505ヤードと3TDをパスで獲得したが、それでもチームを勝利には導けなかった。
26―33で迎えた第4Qの5分38秒には、ホットラインを組んできたTEロブ・グロンカウスキー(28)に5ヤードのTDパスを通して1点のリードを奪ったが、最後は試合をコントロールできなかった。
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