諸見里 2差4位の好位置、9年ぶり地元Vへ「応援で元気」
2018年03月03日 05:30
ゴルフ
4つのパー5で確実にスコアを伸ばした。後半の7番では残り110ヤードからの第3打をPWでピンの根元にピタリと寄せて、この日6つめのバーディーを奪取。「ウエッジが楽に振れている。今後の武器になる」と大きくうなずいた。
09年に年間6勝を挙げるなど通算9勝の実力者も、現在はノーシード。今大会はホステスプロとして主催者推薦での出場だ。不振の原因は13年頃から悩まされている肋軟骨炎。15年には引退も考えたほどだったという。翌16年は試合出場を7戦に絞り、整骨、電気治療などさまざまな治療に取り組んだ。現在もストレッチなどのケアは続けているが「体調はだいぶ良くなったし、体力もついてきた。(体のどこにも)痛みがないのは10年ぶりくらいかな」と言葉を弾ませた。
見据えるのはもちろん勝利のみ。09年の日本女子プロゴルフ選手権以来、優勝から遠ざかっているが、仮に最終日に8年172日ぶりに優勝すれば、ツアー史上4番目のブランク優勝となる。また、今季から規約が改定され、優勝者には当該年度の出場資格と翌年度のシード権が付与される。シードを持たない諸見里にとっては“一獲千金”の大チャンス。「私は一打をも大事にしないといけない。ホステスプロとして何が何でも結果を残して、地元での開幕戦を盛り上げたい」と復活Vを目標に掲げた。
【諸見里のこれまで】
☆05年 日本女子アマを制し同年プロ入り。プロデビュー戦の日本女子オープンで5位など、出場3試合で賞金ランク48位となりシード権を獲得。
☆06年 米ツアーと両立を図りながら、10月にはSANKYOレディースで初優勝を飾る。
☆09年 年間6勝を挙げ、賞金ランクは過去最高の2位。
☆13年 肋軟骨炎を発症。28試合中16戦で予選落ち、棄権1回と不振に陥り賞金シードを失う。
☆15年 アレルギー症状も発症。「花粉症がひどくてよく眠れなかった。焦りしかなかった」。肋軟骨炎も悪化し引退も考える。
☆16年 休養
☆17年 ツアー復帰を果たすも23戦中19戦で予選落ち、棄権は1試合。フジサンケイ・レディースの18位が最高成績。
おすすめテーマ
2018年03月03日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
1人の日本人選手が米国で残した足跡 涙したホーム最終戦
-
男子ケイリン銀の背景 仏カリスマコーチの科学トレ、密接指導実る
-
羽生に国民栄誉賞、五輪連覇称え 個人最年少23歳、震災復興にも力
-
羽生―羽生連続受賞!?“先輩”を直撃「決まったときには…」
-
スケート界初の受賞に歓喜、ANA城田監督「認められ、感激」
-
カー娘×カー侍チケット完売!18日、日本混合ダブルス決勝
-
小平 総合連覇へ「五輪の輝き見せる」3日開幕世界スプリント
-
小平、菜那、菊池彩に長野県民栄誉賞授与 五輪Sスケートで金
-
週明けに伊調、栄氏聞き取り パワハラ告発問題 文科相が発表
-
至学館大「困惑」伊調がOG、栄氏は監督 会見は当面行わず
-
栃ノ心 精力的稽古、碧山圧倒に手応え「上がってきている」
-
稀勢 2日連続でVS高安「押し込まれないよう」のど輪攻めも
-
鶴竜 場所前初出稽古で11勝1敗、意気込んだ「優勝したい」
-
河端 男子ケイリン銀!日本勢25年ぶりメダル「自信になる」
-
諸見里 2差4位の好位置、9年ぶり地元Vへ「応援で元気」
-
愛 首位浮上、女王貫禄6バーディー 決勝Rへ「欲出さずに」
-
史果 1差2位後退「60点」自身に辛口、愛に「食らいつく」
-
小平 1オーバー、39位発進 イーグル奪取も伸ばせず反省
-
敏京イーブンで62位のまま、64のカン首位浮上 2位に4差
-
松山 8日開幕バルスパー選手権欠場、マスターズ向け万全期す
-
サンウルブズ 3日開幕2戦目、今季初先発初出場のリーチ闘志
-
レベルズ 日本代表No・8マフィ、対戦「勝ちたい。楽しみ」
-
明大ラグビー部 田中新監督が就任会見で抱負「優勝しかない」