男子ケイリン銀の背景 仏カリスマコーチの科学トレ、密接指導実る

2018年03月03日 05:30

自転車

男子ケイリン銀の背景 仏カリスマコーチの科学トレ、密接指導実る
自転車世界選手権男子ケイリンで銀メダルを獲得した河端(AP) Photo By AP
 【自転車 世界選手権第2日 ( 2018年3月1日    オランダ・アペルドールン )】 16年秋に就任した短距離ヘッドコーチのブノワ・ベトゥ氏(44=フランス)は、リオ五輪で中国を女子チームスプリント金メダルへと導いたカリスマ。日本に招かれると最新鋭の機材を使った科学的トレーニングを導入、選手の記録を次々と引き上げていった。
 指導を受けるほとんどの選手は競輪のプロ。最初は自己流トレーニングとのあまりの差に戸惑ったが、結果が出たことで全面的に信頼を寄せるようになった。選手の多くは東京五輪会場となる伊豆ベロドロームの近所へと転居し、連日コーチの指導を受ける。

 イメージが似るのは平昌五輪のスピードスケートの女子団体追い抜きだ。オランダからコーチを呼び、一年のうち300日を共に過ごして最先端の強化を施し、金を獲得した。自転車競技も20年に金を獲得する道の途中にいる。(レース部公営競技担当デスク・鈴木 正)

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