高まるウッズへの期待感 課題はティーショットの精度
2018年03月05日 11:00
ゴルフ
同年4月には腰の手術を受けた。リハビリ期間を経て同年12月の慈善大会ヒーローワールド・チャレンジで実戦復帰。今年1月、ツアーに戻ってきた。
復帰後3試合に出場し、初戦のファーマーズインシュアランス・オープンは23位、3戦目のホンダ・クラシックは12位と上々の結果を残している。
2戦目のジェネシス・オープンは、16歳だった92年にアマチュアでツアー初出場した思い出の試合だ。注目度も高かったが、無念の予選落ち。ただ悲観する必要はない。
会場のリビエラCCは芝に特徴がある。ラフにはアフリカ原産のキクユ芝を使用している。弾力性がありクラブが絡みつくため、深いラフに入れると脱出困難になるやっかいな芝だ。またグリーンはボールが不規則に転がるポアナ芝。ウッズはこの大会に10回以上出場しながら未勝利。もともと相性の良くないコースなのだ。
3試合で浮き彫りとなった課題はティーショットの精度だ。フェアウエーキープ率は45%(213位)。ラフからグリーンを狙う場面が多く、パーオン率も58・89%(206位)にとどまる。
一方でプラスの材料もある。平均飛距離は306・3ヤード(29位)。腰痛の影響を感じさせないスムーズなスイングで豪快に飛ばしている。以前にイップスになっていると指摘されたアプローチも凡ミスが減った。
アーノルド・パーマー招待では4連覇を含む8勝を挙げている。09年に不倫スキャンダルが発覚して以降、勝利から遠ざかっていたウッズが3年ぶりにツアー優勝を果たしたのもこの大会だった。
相性の良いベイヒルでどんなプレーを見せるのか。メジャー初戦マスターズまで1カ月を切った。タイガーへの期待感は高まっている。(福永 稔彦)
おすすめテーマ
2018年03月05日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
ストリッカー、通算14アンダーで初V
-
稀勢の里、一門の連合稽古を欠席…横綱昇進後初 春場所へ調整遅れ懸念
-
松山英樹 世界ランク6位で変わらず
-
高まるウッズへの期待感 課題はティーショットの精度
-
47歳フィル・ミケルソンが43勝目 池田勇太は46位
-
【高岡寿成の目】中村、強み出たラストスパート 課題は30キロまで先頭集団に
-
小林陵6位「バタついてしまった」 ストッフ優勝
-
中村匠吾がMGC切符 日本人トップ7位、残り9秒“滑り込み”
-
瀬古氏「レベル上がった」13人中11人が20代と若返り鮮明
-
元祖“山の神”今井「まだまだ」設定タイム切れずMGC逃す
-
村山謙、駒大同期・中村の激走に「それが悔しいですね」
-
弟は前週に日本記録…設楽啓 自己記録更新も26位に反省
-
小平棄権…過密日程に「体が悲鳴」日本勢初の総合連覇ならず
-
堀島W杯3連勝 キングズベリー撃破!デュアルもV
-
遠藤&西、ラストW杯 上村愛子さんからの花束に涙…
-
暁斗、五輪後初戦5位…前半飛躍で首位も後半距離で順位落とす
-
沙羅 最多54勝またお預け…ルンビが初の個人総合V
-
日本、男子団体第5戦は5位 ドイツが優勝
-
アイホケ代表、開幕心待ち 9日から平昌パラリンピック
-
諸見里復活兆し3位 地元開幕戦で笑顔戻った「まだ頑張れる」
-
鈴木愛3位 2番で痛恨ダボ…「疲れ出て体が動かなかった」
-
奈紗「うまく攻められた」終盤3連続バーディーで3位
-
勇太68 5バーディー2ボギー、初アンダーパーで46位浮上
-
照ノ富士 出稽古で苦戦…「体の芯から力が入ってこない」
-
貴ノ岩 まだ相撲取れず…徐々に調子は上向きも残る不安
-
森秋彩、リード初頂点 14歳“クライミング娘”決勝で唯一完登
-
2季ぶり“みうみま”再結成 卓球カタールOPへ出発
-
白井6位 茉愛2位 アメリカン・カップ
-
女子ケイリンの小林&前田は準決進出できず