桐生 ボルト後継者と対決「楽しみ」 今季100m初戦へ出発

2018年05月11日 10:48

陸上

桐生 ボルト後継者と対決「楽しみ」 今季100m初戦へ出発
今季100メートル初戦に向けて意気込みを語る桐生 Photo By スポニチ
 陸上の男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(22=日本生命)が11日、今季100メートルの初戦となるダイヤモンドリーグ上海大会に向け、羽田空港を出発した。同大会にはウサイン・ボルト(31=ジャマイカ)の後継者とされるアンドレ・ドグラス(23=カナダ)もエントリー。桐生は「まだ一緒に走ったことはない。ボルト選手の後継者と言われているので、普通に楽しみ」と同年代対決を心待ちにしている。
 仮想・五輪といっても過言ではない豪華メンバーの中で桐生が100メートル初戦を迎える。出場9人中、自己ベストが9秒台の選手は桐生を含めて実に7人。「その中で自分の走りができれば(五輪や世界選手権でも)決勝が狙える。決勝の常連選手なのでそこは考えて走りたいなと思います」と意気込みを語った。

 4年ぶりの参戦となった昨年のダイヤモンドリーグ上海大会ではフライングで一発アウトという不完全燃焼で終わっているだけに、スタートには慎重だ。ここ数日は練習拠点の東洋大に新設された室内走路でスタートの練習に取り組んだ。「最近は安定してきた」と昨年の二の舞は演じないつもりだ。

 今季初戦となった3日の静岡国際では風邪の影響もあり本調子からはほど遠かったが、順調に回復した。昨年9月に9秒台を出してからは初めての100メートルのレースに「初戦からすごいメンバーの中で一緒に走れる。自分の走りを忘れずに100メートル走りたい」。9秒台の仲間入りをしてから初の世界大会。名刺代わりとなるレースが期待される。

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