40歳大山 うれし涙のツアー復帰!プレー幸せ3差17位発進

2018年05月12日 05:30

ゴルフ

40歳大山 うれし涙のツアー復帰!プレー幸せ3差17位発進
ほけんの窓口ゴルフ第1日、1番でティーオフしギャラリーの声援に応える大山志保 Photo By 共同
 【女子ゴルフツアー・ほけんの窓口レディース第1日 ( 2018年5月11日    福岡・福岡CC和白C )】 頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアで「トーナメント特別保障制度(公傷制度)」の適用を受けていた大山志保(40=大和ハウス工業)が涙のツアー復帰を遂げた。昨年9月以来8カ月ぶりの出場で、3バーディー、2ボギーの71で回り、3打差の17位と上々のスタート。連覇を狙う鈴木愛(24=セールスフォース)がボギーなしの4バーディー、68で回り首位に立った。
 大山が昨年9月のマンシングウェア東海クラシック以来のツアー復帰を果たした。「朝になって無理ならやめようと思っていた。痛みもなくティーグラウンドに立て、うれしくてにやにや笑いが止まらなかった」。8カ月ぶりの実戦ながら前半5番は1メートル、続く6番は5メートルを沈めて連続バーディー。後半2ボギーを叩いたが、難しい17番でバーディーを加えて好発進。「ゴルフができて幸せ」と笑顔から一転、プレー後はうれし涙を流した。

 昨年9月に首を痛め、「特別保障制度」を適用されて治療に専念。過去に左肘、背筋なども痛めたが「今回が一番つらかった。一時は歩けないほど痛んだ」と何度も心が折れかけた。それでも諦めなかったのは、2月に他界した2人の男性ファンの存在があったから。「復帰の約束を果たしたかった。天国で見守ってくれていると思う」と遺族に贈るサインボールを握り締めて語った。25日に41歳を迎えるが「私にはまだまだ夢も目標もある」。19歳の“黄金世代”が席巻する女子ツアーにツアー17勝の大ベテランが再び乗り込んできた。

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