神野大地、上々のプロ初戦 7月にはケニア合宿へ

2018年05月12日 21:07

陸上

神野大地、上々のプロ初戦 7月にはケニア合宿へ
10000mに参加し、ゴールする神野大地 Photo By スポニチ
 “3代目・山の神”がプロ初戦で力走した。青学大時代に箱根駅伝の山上りの5区で活躍し、今月からプロランナーに転向した神野大地(24=東京陸協)が12日、神奈川県で日体大記録会の1万メートルに出場。自己ベストの28分17秒54に次ぐ28分35秒47をマークし、「環境の変化もあって忙しかったけど、28分35秒で走れて次につながる」と笑みを浮かべた。
 20年東京五輪を狙って、コニカミノルタを退社してプロになる道を選んだ。「最後の挑戦、最後の賭けという感じ」。青学大の原監督に決断を報告すると、「いいんじゃないの、覚悟を決めたね!厳しいことを言われるかもしれないけど、気にせず自分の覚悟で突き進んでいけ!」と言われたという。メーンスポンサーはまだ決まっておらず、これから探す。「活動を応援してくれるスポンサーが見つかればいいな」。当面は貯金を切り崩しての活動になるが、表情は明るい。

 今年2月の東京マラソンで2時間10分18秒をマーク。次のマラソンに予定しているベルリンで2時間11分42秒以内で走破すれば、東京五輪の代表選考レースとなるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、19年秋開催予定)の出場権を得る。7月からケニアで合宿をおこない、そのままベルリンに向かう。「しっかり陸上界の中でトップ走れるランナーになりたい」。箱根の山を制した24歳が、日本の、そして世界の頂を目指して新たなスタートを切った。

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