稀勢、左使えず精彩欠き5勝4敗 名古屋場所出場へ不安広がる

2018年06月30日 05:30

相撲

稀勢、左使えず精彩欠き5勝4敗 名古屋場所出場へ不安広がる
竜電(右)に攻め込まれる稀勢の里(撮影・佐藤博之) Photo By スポニチ
 大相撲の二所ノ関一門連合稽古が29日、名古屋市緑区の鳴戸部屋で始まり、左大胸筋の負傷などで7場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)は、西前頭15枚目の竜電(27=高田川部屋)と9番取って5勝4敗と精彩を欠き、名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)出場に不安をのぞかせた。
 得意の左四つになかなか持ち込めず、敗れた相撲はいずれも懐に入られて土俵を割った。報道陣に「いろいろ試したのか」と問われると「いや、まあ、しっかり」と答える程度で、すぐに車に乗り込んで引き揚げた。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は「いっぱい課題はある。今日の内容では(出場するかどうか)判断できない」と険しい表情。尾車親方(元大関・琴風)は「もっと左を使えれば。ちょっと不安」と懸念を示した。

 30日は二所ノ関部屋で連合稽古が行われる。玉鷲、松鳳山の両小結ら、自身の調子を測るには格好の稽古相手が多数いる。そこで手応えをつかめなければ、復活の舞台は遠のくことになる。

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