稀勢の里 連合稽古で10番取って全勝も…完全復活まではまだ稽古が必要か
2018年06月30日 16:08
相撲
それでも稽古後は多くを語らなかった。「左四つの形を確かめたのか」と問われると「うん、まあ」と答えた程度。午後からの熱田神宮奉納土俵入りを終えた後は、報道陣を避けるようにして車に乗り込んだ。稽古相手を務めた琴恵光は「自分の形にならせてもらえなかった。その辺の差を感じた。圧力が全然違った」と振り返った。
名古屋場所に出場したとしても、琴恵光と対戦することはない。玉鷲、松鳳山の両小結ら対戦する可能性が高い相手との稽古は避けた形だ。解説者の舞の海秀平氏(元小結)は「この時期に琴恵光をつかまえて稽古するということは、場所(の出場)を見送るんじゃないですかね。自信を取り戻すために琴恵光を指名したのでは」と厳しい見方だった。先場所前の稽古と比べても「変わらないでしょうね。(左は)力が入らないんじゃないか」と捉えており「次の秋場所のために、着々とやっているという感じ」と話した。
芝田山親方(元横綱・大乃国)は「元気そうは元気そう」と言いながらも「焦らず、じっくり、自分で検証しながらやっているのでしょう。じっくり腰を据えて、地に足を付けてやってくれればいい。徐々に慣らしていくしかない」と、完全復活まではまだまだ稽古が必要と見ていた。
名古屋場所(7月8日初日、エディオンアリーナ大阪)まで10日を切っているが、横綱の圧倒的な強さは見られていない。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は「もうちょっと相撲を取らないと」と歯切れが悪かった。
おすすめテーマ
2018年06月30日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
畑岡奈紗は3打差8位 強風で「ティーショットがぶれた」
-
殿堂入り投手スモルツ氏 ゴルフの全米シニアOP出場も予選落ち
-
ウッズ 首位と4打差の11位タイに浮上 復帰後最少スコアタイの65
-
日大アメフット部新監督に元京大・水野氏浮上 日本一4度の名将
-
日大第三者委員会、監督・コーチの指示認定 口封じ工作も判明
-
日大 中間報告書受領を報告、公式サイト更新「深くおわび」
-
日大アメフット部、約1カ月半ぶり全体練習再開 軽めに2時間
-
羽生 GPシリーズ第3、5戦に出場 宇野は第2、4戦に
-
稀勢、左使えず精彩欠き5勝4敗 名古屋場所出場へ不安広がる
-
栃ノ心、新大関場所へ上向き「右手首も大丈夫。心配してない」
-
バスケ日本 世界10位豪州撃破!エース・八村24得点の活躍
-
錦織、エキシビで世界8位下す ウィンブルドン初戦は世界200位と
-
奈紗 メジャー初の70切りで10位発進「自信持ってできた」
-
上原 前半好調も終盤3連続ボギーに肩落とす「ドタバタした」
-
“黄金世代”桃香は2次予選落ち、またもプロテスト合格ならず