奈紗 残念 猛追もメジャー制覇「あと一歩」POで涙
2018年07月03日 05:30
ゴルフ
「自分でもびっくりする内容だった」。最終組より1時間半ほど早くに回り、終えた時点では優勝を考えなかったという。最終ラウンドでの大会史上最少スコア64で驚異の追い上げを見せた。連日の猛暑に加え、突風も吹く難しい条件で、持ち前のショットに加えて22パットとグリーン上でもさえた。
3番で3メートルを沈めてバーディーラッシュがスタート。7番パー5はバンカーショットを「イメージ通り」にねじこみ、2オンした11番パー5でも3メートルのスライスラインを決め、ともにイーグル。バンカーから1・5メートルに寄せた10番は短いパットを外しボギーとしたが、17番でもバンカーから見事なリカバリーでパーをセーブした。バンカーに捕まったホールでスコアを落とさない確率は今季米ツアー4位の61・29%と高いレベルにある。
先週のアーカンソー選手権で米ツアー初制覇、その勢いで今週も最終日のビッグスコアで成長の証を示した。賞金ランキングも約93万3000ドル(約1億360万円)で2位に浮上。キャディーのドリュー氏は「今年だけでもショットの種類が格段に増えている」と語る。昨季、年間最優秀選手を同時受賞した韓国の実力者2人と優勝争いを演じた19歳に、「快挙」の瞬間が近づいている。
▼60位上原彩子 4日間で一番、風が強かった。自分のプレーができていないので、早く感覚を取り戻したい。この風の中で奈紗ちゃんは8アンダー。凄いと思う。(2バーディー、2ボギー)
<日本女子では樋口だけ> 日本女子のメジャー制覇は、77年全米女子プロ選手権を制した樋口久子の1度だけ。岡本綾子は米国で賞金女王に輝いた87年、全米女子オープンでプレーオフに敗れて2位。91年の全米女子プロでは最終盤までトップを争ったが、1打差で涙した。再三、優勝争いを演じたものの2位6度と悲願は果たせなかった。宮里藍は06年全米女子プロの3位が最高。宮里美香は12年全米女子プロで2打差の2位と奮闘した。
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