錦織 7年連続初戦突破 ハリソンとのIMG同門対決制した

2018年07月04日 05:30

テニス

錦織 7年連続初戦突破 ハリソンとのIMG同門対決制した
ポイントを取りガッツポーズする錦織。7年連続でウィンブルドン初戦を突破した(AP) Photo By AP
 【テニス ウィンブルドン選手権 ( 2018年7月3日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )】 男子シングルスで世界ランキング28位の錦織圭(28=日清食品)が7年連続の2回戦進出を決めた。世界198位で予選を勝ち上がったクリスチャン・ハリソン(24=米国)に6―2、4―6、7―6、6―2で勝利。2回戦では世界184位のバーナード・トミック(25=オーストラリア)と対戦する。世界69位の杉田祐一(29=三菱電機)は予選上がりの相手に逆転負けした。
 ウィンブルドンを彩る花や木々がゆっさゆさと揺れていた。朝から吹き続ける強風で球が不規則に動き、必然的にミスも増えた。「クリーンヒットが難しい。なかなか気持ちいい試合にはならなかった」と錦織は渋い顔だった。

 C・ハリソンとは初対戦とはいえ、IMGアカデミーの同門。第2セットは相手のフラット系の強打、特にバックハンドに手を焼いた。「中盤は危ない場面があった」と第3セットもタイブレークにもつれ込んだが、ここを競り勝って再び流れをつかんだ。前日のサッカー日本代表の大善戦はウィンブルドンでも話題のようで「みんなから言われる。逆に言われるほどつらい」と他の選手から何度も声を掛けられたという。敗戦後の選手の姿に「同じ選手の立場からすると心が痛かった」と思いやった。錦織自身の戦いはまだこれから。ダブルフォールト7本を犯すなど修正点も多く「レベルを上げていかないと勝てない」と表情を引き締めた。

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